VRAYforC4Dを使っていると、ストンと落ちることがある(あった)。よく起きる条件は、レンダリング計算中にマテリアルの設定を変更したときだ。もっと具体的にいうとマテリアルのプレビューが更新されたとき。特に自分の環境では頻発していたので、バグだと思って、VRAYforC4Dのフォーラムで投稿してみると、開発元は「確認できない」とのこと。
C4Dをインストールし直したら治るかな。と思い、新規インストールしなおしたけど治らなかった。OSをMac 10.6でも同じ現象が起こる。もしかして、Mac Proのハード周り、メモリとかが原因?とか疑心暗鬼になり、これが新しくMac Proを導入するきっかけになった。でも新Mac Proでも起こるのでハードやOSの問題でもない。
でやっと最近、VRAYforC4D専用のレンダリング設定を使い回ししてたせいだと分かった。VRAYforC4Dの設定も、C4Dのレンダリング設定に格納されるんだけど、それが何かのきっかけで壊れると、レンダリング開始時に落ちるファイルができてしまう。そういうときは新しいレンダリング設定を作ればよい。(これがなかなか気がつかなかった)
メモリが足らなくて、レンダリングが停止した場合など、設定ファイルが壊れることが多い。通常は64bitモードでC4Dを起動しているんだけど一部のプラグインの関係で32bitモードに切り替えて使用していてメモリ不足でエラーになってレンダリング設定がぶっ壊れる。その設定を指定しているかぎりレンダリングできないファイルができあがってしまう。
レンダリング開始時にエラーになるだけでなく、レンダリング途中でマテリアルの設定を触ると落ちる現象もおそらく「レンダリング設定」の可能性が高い。同様の現象で悩んでいるVRAYforC4Dユーザーがいたら参考にしてください。ただ、Macだけで起こる現象かもしれません。
それから、G.I.の設定ファイルをポップアップメニューから読み込めなくなる現象も起きるが、同様にレンダリング設定を作り直せば回避できる。
VRAYforC4Dが根本的に不安定というわけではない。ただし不安定という印象を与えてしまうバグ。問題をちゃんと切り分けて報告しないと動いてくれなさそうなので、何かレンダリング開始時(または途中)で落ちたら、レンダリング設定を作り直す。という対処で、しばらく様子見することにしよう。