Cinema 4D R12でのモジュール制の廃止。建築系ユーザーにとって悩ましいバージョンアップ。これについて、考えたことをブログに書いておこう。
Cinema4Dがモジュール制を廃止にしたことは、部分的に賛成。つまり、ちょっとした機能を使うためにモジュールを買わなきゃいけない。っていう話がおかしいと思っているから。素なC4D(R12ではPrimeという名称)に、シンプルな毛生成、配置機能、GI機能を持たせるべきだとおもう。ちょっと数値でグリッド状に配置をしたい。と思っただけで高機能なMoGraphのついているBroadcastやStudioBundle買わなきゃいけないのっておかしい。Primeを買ってグリッド状に数値などで簡単にオブジェクトを配置できない。っていうのは痛い。
じゃあ、一気に40万するStudioBundleを買わなくてもなんとかする方法を考えてみる。結論から言うとサードパーティのプラグインで補完するという話だ。
- 毛とか芝生とかカーペット作るなら>Fast&Furプラグイン
- 配置ツール>surfaceSPREADなど
- グローバルイルミネーション>Vray, maxwell, mental-rayなどなど
一応、上記のようなソリューションはある。ただしGIをサードパーティで実現するのは、GIを理解してる人でないかぎり純正のAdvanced Renderをおすすめする。
サードパーティのプラグイン作者はユーザーの反応にシビアで導入コストは安いし。さらにC4Dがバージョンアップしたときに自動的に料金は発生しないので維持費が安い。下手をすると数年は無償アップデートだったりする。Studio Bundleなんか買っちまったら、自分の仕事と関係ないところが機能アップしてもバージョンアップのお知らせがくる。なんとなくしょぼーん。とする。
純正だけで勝負しようとすると、かなり辛い。 R12になってからは、モジュール一個ずつ機能追加できなくなってしまった。もし純正だけなんとかしようとすると、ちょっとした配置ツールを使いたいためにStudioBundleかBroadcastを買ってMoGraphを使うことになる。MoGraphは高機能だがちょっとしたことで使うには高機能すぎてよくわからないはず。もっとシンプルなもののほうがいい。
建築系ユーザーが買うであろうVisualizeでは、MoGraphはついていない。R12からは一つずつモジュールを追加で買うこともできなくなった。いや、建築系ユーザーがBroadcastにすればいいじゃん。という意見もあるだろう。R11.5までについていなかったAdvanced RenderがR12のBroadcastで使えるようになったから、それでもいいかもしれない。でもね、建築系ユーザーは手描き風のレンダラーも欲しいはず。BroadCastにはSketch&Toonはついてない。もしS&Tが必要なければこの組み合わせが一番お得のような気がする。自分が買い直すならBroadcastにするだろう。悩ましいのはS&Tに匹敵するプラグインが存在しないということだ。VRAYforC4DにVrayToonが実装される可能性はあるから楽しみ。
このR12での建築ユーザーへの仕打ちには、ちょっと苦笑してしまった。笑うしかない。もしSBにするとサブスクリプションが跳ね上がる。あ。これだとMaxと変わらないじゃん。ああああああああああああああああ。まあしばらくR11.5のままで良いと思ってる。